2018年07月13日

買取査定のこと

車買取のプロ「査定士」の資格とは?

車を点検する人形

中古車販売店やディーラー、リース・レンタル店には車買取のプロ「査定士」がいます。

査定士は、ユーザーが売りたい車の買取や下取りの価格査定をするのが仕事になります。

 

今回は、中古車査定士とはどのような資格なのか、そして実際に車を売る場合には査定士に頼むべきなのかを詳しくご紹介します。

 

 

中古車査定士の資格とは?

中古車査定士とは、一般財団法人日本自動車協会(JAAI)が実施している中古自動車査定士技能検定に合格した人に与えられる資格です。

中古車査定士の資格を取得するには、何が必要かについて詳しくご紹介します。

 

中古車査定士ってどんな資格?

「中古車査定士」とは、中古自動車査定制度に基づき中古車の査定が出来る資格を持った人のことをいいます。

 

中古車の査定や事故による車両の評価について、査定者の主観や自由な価値設定を基に査定が行われてしまうと、同程度の車両に対する評価額は担当者次第で大きな差が出てしまいます。

「中古車査定士」という資格を定め、有資格者が査定することで担当者格差を防ぎ、有資格者が一定基準によって評価することができます。

 

資格試験の概要

種類

中古車査定士には「小型車査定士」と「大型車査定士」の2種類の資格があります。

小型車査定士は「乗用車、商用車及び最大積載量4t未満の貨物車」、大型車査定士は「上記以外の大型貨物車、バス等」を査定することができます。

 

受験資格

中古車査定士の資格を取得するには、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が実施する中古自動車査定技能検定に合格する必要があります。

 

受験資格は、以下3点になります。

 

①自動車運転免許(普通免許)を保有している。
(大型車査定士は大型第1種運転免許以上の保有が条件)

②自動車の販売、また整備の経験が半年以上ある。

③協会が指定する3日間の研修を修了する。

 

試験内容

試験には学科試験と実技試験があります。

 

学科試験の内容は、以下6点になります。

 

1)中古自動車査定制度

2)中古自動車査定基準・同細則及び加減点基準

3)自動車の構造・その他自動車に関する法規

4)保安基準・その他自動車に関する事項

5)自動車の機能・構造等自動車工学の基礎知識

6)その他査定に関する事項

 

ただし、「受験種類と異なる査定士資格所持者」や、「大型車査定士の有資格者」は、学科試験の一部が免除になります。実技試験では、実際に査定を行います。

 

申込受付期間と試験期間

「小型車査定士」の試験は年に2回「大型車査定士」は1回、実施されます。

講習日は試験日とは別期間に設けている支所もあるのできちんと確認しましょう。

 

受験料

小型車査定士の試験料は17,280円+諸費用、大型車査定士の試験料は18,090円+諸費用となります。

(2018年現在、研修料も含む。管轄支所により試験料が異なる場合があります。)

 

更新について

小型車・大型車共に査定士試験に合格後は査定士証が交付され有効期限は3年間です。

更新時は次の2つを満たすことが条件となります。

 

1)査定協会が行っている技能向上検収を受講すること

2)査定業務を行う店舗に属していること

 

なお、中古車査定以外の職務につき3年経過時点で更新していなくても、一定の条件下であれば査定業務へ戻った時点で再度更新することも可能です。

 

 

査定士の資格があることで信頼度上昇

中古車査定士は公的資格といえど国家資格ではなく、自動車査定協会が実施している民間資格になります。

 

そのため資格がなくても、中古車の査定自体は可能であり、中古車販売店に中古車査定士を置かなければならない法的な義務はありません。

 

ただ、個人的な主観ではなく、全国共通の知識と一定の根拠に基づいた判断ができるのが「中古車査定士」です。

 

チェックする点も細かく決まっているので傷や不具合の見逃しも少なく、査定の根拠となる「車両の状態」もきちんと判断してもらえます。

 

また、中古車査定士の試験内容自体は詰め込み式で難しい知識を問うのではなく、普段の知識や十分な経験があれば正解できるのが特徴です。

(普段の知識の補強として、講習を受講する必要があるのはそのためです)

 

つまり中古車査定士の資格を持つ人は、普段から中古車の販売管理や整備にまじめに向き合ってきた人、ということの裏付けにもなります。

 

やはりしっかりと認定されたプロの査定士にお願いすることで、査定価格への信頼感や安心感は上昇します。

 

札幌ホンダでは、JAAIの査定士資格を取得し知識と経験を持ったスタッフがしっかりと対応いたします。車買取のことならお気軽にご相談下さい!

 

 

査定士が見る中古車査定のポイント

エンジンルームの査定中

中古車査定士がが査定時に見る、主なチェックポイントと査定基準をご紹介します。

査定士がチェックするポイントを知り日々メンテナンスを行うことは、単に将来の高額買取のためだけではなく「愛車をいいコンディションに保つポイント」にもつながります。

 

車体の基本情報

基本情報とは、車体のメーカーや車種、年式やグレードなど車検証から分かる情報のことです。

査定する際、価格の算出をするための重要な情報になります。

また、走行距離や車検の残存期間もチェックポイントになります。

 

車体の付属品

車を購入すると、必ず取扱説明書保証書整備手帳が渡されます。

また法定点検を受けると定期点検整備記録簿をもらうことが出来ます。

これらの書類は査定時に価格に変動する重要なポイントとなるので、しっかりと保管しておきましょう。

その他の付属品としては、スペアキーやキーレスの有無、スペアタイヤや修理キットの有無、発煙筒の有無など、事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

内装

内装では、シートや天井、フロアマットなど全体の汚れを確認します。

特にタバコ焦げやシミは大きな減点の要因となります。修復可能であれば、事前に修復しておきます。

 

その他のチェックポイントは次の通りです。

ダッシュボード:汚れや破損はないか

車内のにおい:タバコやペット、食品(車内で良く食事をする人)、そのほか強いにおいのするもの。これらは換気やシートの清掃で最小限に抑える

オーディオやカーナビ:年式や更新内容などで査定額に開きが出る

エアバッグ:リコール対象商品を搭載している場合は早めに対処しておく

メーター:走行キロ数の確認や改ざんの有無

エアコン:送風の状態(フィルターの目詰まり等をチェック)

 

車体全体の印象=外装

査定士は車全体の印象、例えば車体の傾きや車高などもしっかりと見ます。

また、プレスラインがくずれていないかや、パネルに映る影に歪みがないかなど外板の状態も確認します。

車体の色合いや光沢、各パネルの色が違っていないか、変色や色むらなどの不自然さも確認されます。

 

違法マフラーや触媒の取り外し、幅広タイヤの車体外への突出している改造車は、元の状態に戻しましょう。

また、ナンバープレート封印の著しい破損は、ナンバーを違法な手段で取得した、とみなされかねません。必ず査定前に再封印手続きを行いましょう。

 

修復歴

交通事故やその他の災害で自動車の骨格等に欠陥を生じたものや修復歴がある車は、価格に変動を与えます。

修復歴は、査定の中でも大きなマイナスポイントになります。

 

エンジンルーム

査定の中でも重要になるエンジン周りは、重点的に見られます。

よくチェックされる項目には次のようなものがあります。

 

車体番号やネームプレート(車両によっては運転席や助手席下にあることも。改造や車検証の偽造の有無を判断します。)

エンジンルームの汚れ(さびなど)

エンジンの異音(エンジンの始動や走行時)

各種オイルの状態(エンジンオイル・冷却水・ブレーキ系統などのオイル漏れ/汚れ)

各種プラグの状態(外れ、破損など)、バッテリー周り

改造パーツの有無

内壁修復の有無(ボンネットやフロントフェンダーは内側から修復している可能性がありますので、エンジンルームから修復歴の有無を判断します)

 

特にバッテリーやオイルの状態が悪いとエンジンにも悪影響が出ている可能性があります。

普段からオイル交換や冷却水の漏れなどには注意しておいた方が良いでしょう。

 

 

愛車の査定には、信頼出来るプロの査定士へ

もちろん『中古車査定士』の資格を持たずとも車の査定は出来ます。

 

でも、愛車を売るなら「きちんと価格評価してもらいたい」と思いますよね。

そんな時、豊富な経験と知識、確かな技術を持っている『中古車査定士』の資格を持つ人が担当になれば、安心して査定を任せられます。

 

中古車査定士がチェックするポイントを知ることは、ユーザーが日々、どんなメンテナンスをして愛車に乗ればいいか、という目安にもなります。

 

普段から大切に愛車をメンテナンスし、いざ手放すときには中古車査定士に依頼するのが、愛車を高く買い取ってもらう一番の秘訣とも言えそうですね。

 

 

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